事例紹介

当事務所が今までに手がけた事例をご紹介いたします。

３０代とまだお若いご年齢であるものの、親族関係が良くないことや、ご自身の体調の問題もあって、遺言書作成を希望されていました。

遺言書作成には、いくつも厳格な法律のルールがあり、ルールを守らないと遺言書自体が無効になったり、遺言書の内容の一部が無効になったり、あるいは、有効でもトラブルにつながりやすいものなどがあります。

農地法の許可、遺言執行者、税金関係など、幅広くアドバイスを行い、結果的に納得できる遺言書の作成ができました。

預貯金、有価証券、不動産、生命保険、年金などが複数あり、さらに不動産の所在や株の詳細も一切わからない状態でのご依頼でした。

難しいことはよくわからないし、普段の仕事で時間も取れないので、できるだけすべての手続きを代行してほしい、とのご意向でしたので、相続まるごとおまかせパックをオススメしました。

手続きは、まず証券保管振替機構による有価証券の一括調査、名寄帳による不動産の調査などを当職が主体となって行い、戸籍調査なども並行して進めていきました。

なんとか不動産の所在地の市町村名まで把握されていたので名寄帳で調査できたことが大きかったです（市町村名も不明の場合、名寄帳でも調査ができません）。

特に問題なく手続きが進んだため、３か月程度で全ての手続きが完了しました。